ざっくり分かるファイナンス 経営センスを磨くための財務(光文社新書)
コンサルティングファームが新人に薦める必読書というリストにあった本。
新書なので手軽に読めそうということで選択。
既知の内容もあったが、ファイナンスの全体像が分かる良書だと思う。
各章の最後におさらいとして、章のまとめが記載されており、ファイナンス初心者の理解を助ける工夫がなされていて好印象だった。
内容では、3章のお金の時間的価値では、今日の1万円と、明日の1万円どちらの方が価値があるかということを、具体的に説明していて、読み物としても面白いと感じた。
以下、ざっくりメモ書き
ファイナンスとは
企業価値を最大化するためのツール。
投資 • 資金調達 • 配当の意思決定をする。
会計は利益、財務はキャッシュ
→家計にも応用できる
経営者はROIC(投下資本利益率)をあげる必要がある
→もらってる給料より利益を生み出してるか?
私のように超ど文系の人間にも、技術屋さんにもオススメできる一冊。
コンサルタントの勉強法(PHP研究所)
働き始めて1ヶ月。
勉強しろ勉強しろと研修で言われるもどうしたらよいか分からず、それっぽい本をAmazonで探して購入。
プロなら「勉強させていただきます」はNGというマインドの部分は、確かになと思わされた。
知識→認識→見識へと勉強のステージを上げていく必要性があり、それを読書と意識の持ち方によって達成していく方法が記載されている。
だいたい2時間程度で読み終えたが、勉強しなきゃな、本読まなきゃなとモチベーションが上がっていた私にとって、さらにモチベーションをあげてくれる本であった。
本書でいう勉強ができる仕組みと環境作りを早急に進めたい。
週末だけで30冊程度の本を読み、一気に業界についてキャッチアップする著者の方法は、現状真似できないであろう。
まずは著者がクライアント企業の役員研修でも推奨しているという月10冊、半年で60冊の本を読んで、情報を面で捉え、点の情報が自分の中で繋がる状態を目指したい。
本の選定に関しては、研修で学んだことに近い内容のものに加え、本書で紹介されていた「ビジネスパーソンの必読書ランキング」からピックアップしていく。
これから読書を本格的にしていきたいと思っていた私にとって、タイミング、内容の2つの観点から見て読む価値のあった本だったように思う。